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レザーコーティングが増えています

更新日:2022年2月7日

大阪・高槻市のガラスコーティング専門店 コーティングスミス高槻センター街店店主です。


昨年はiPhoneとApplewatchの依頼が多くその流れが年始も続いているのですが、そんな中、12月後半からレザー系のお問い合わせが増えています。


お近くの方は「持ってきて見積もり!」→「施工!」で簡単なのですが、近隣の府県、中には東京からもお問い合わせをいただいています。


実際に見て触って判断するのが一番なのですが、さすがに「一度持ってきて見せてください!」というわけにもいかず・・・


そんなお問い合わせの中心は「この革はできるのか?」というご質問です。

そこで、よく聞かれる革について参考程度ですが書いていきたいと思います。



まずは牛革ですが、ブランド革は基本的にできるものが多いです。

柔らかいカーフスキンと呼ばれる革も施工対象です。

風合いや硬さもほぼ変わらないものが多いです。(相当薄くすいていない限り)

できないものとしては、よくヌメ革といわれるものなどで、使い込むと味が出るもの(経年劣化を楽しむもの)です。

表面が加工されたレザーは弱撥水性がありますが、すぐに水分が染み込むような表面に加工されていない革はムラになるのでガラスコーティングには適しません。


細かい違いや種類はさておき、牛革は上記のようなところを見ていただければだいたい判断が付くかと思います。

次に問い合わせが多いのが、ラムスキンという、牛革のカーフスキンよりもさらに柔らかいものです。

最高級のレザーでシャネルのマトラッセやボッテガのパデットなどの綿入りの素材にもよく使われており、当店でも施工実績があります。

ラムスキンについてもは概ね施工自体は可能で、問題なくできるとアナウンスしている場合も見受けますが、柔らかいレザーのため少し張りが出る場合があり、全く気にならない方がいる反面人によっては硬さを感じる方もいますので、当店では注意事項としてお伝えさせていただいております。

個人的な感覚でいうと、硬さは強さにもつながるのでバッグは良いと思いますが、ジャケットなど柔らかい感触が持ち味の場合は避けた方がいいかもしれません。

そして、ワニやヘビといった爬虫類系の革、エキゾチックレザーについてはトラブルが起きやすいため、現在基本的にお断りしています。当然ですが、牛革のワニ型押しはカウレザーの加工なのでガラスコーティング可能です。


また、スエード、ヌバックといった起毛加工の革は硬くなりやすいのと起毛が寝る可能性があるので、毛が短いものや強度が重要な硬い加工の靴であれば施工も可能ですが、柔らかく仕上げたバッグなどにはお勧めできません。そしてコート剤が入る素材のため費用が高くなるのと、若干色が濃くなる可能性があります。


その他、書ききれないほどにさまざまな材質や加工の革がありますが、それなりに加工され、水分が入りにくいレザーであればコーティングできます。

ただ、薄い革は硬さが出る場合があり、許容範囲は人それぞれで感じ方も様々なので、お電話では特にリスクを大きめにお伝えしております。



できる素材であれば、レザーに強度と防汚力を与えますのでレザー製品を長持ちさせます。

大切に使いたいカバンや財布、靴をお持ちであれば、ガラスコーティングを考えてみてはいかがでしょうか?





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