コーティングスミス高槻センター街店店主です。
フィルムとコーティングの違いについて、前回美観と反応について書きましたが、そのほかにも違いがあります。
③寿命
フィルムもコーティングも消耗品です。ただ、その寿命には大きな違いがあります。
樹脂フィルムは徐々に劣化して白濁と傷が蓄積するため、美観を維持しようとすると結構な頻度で貼り替えが生じます。
ガラスフィルムについてもガラスなので当然引っ掻き強度はありますが、薄いガラスに画面のような耐衝撃性はありませんから、こちらも頻繁に割れや欠けが発生します。また、柔軟性に欠けるのと接着剤の劣化により端浮きも発生するので、こちらもそこそこの頻度で貼り替えが生じます。
当店のガラスコーティングの場合は、まず無機ガラスの為紫外線劣化は生じません。また、ガラス面へ浸透硬化しているので剥がれなども起きません。劣化の原因は使用や拭き取りによる摩耗なので全く擦れが無い場合は理論上いつまでももちますので、ほぼ触らない面であれば10年以上もちます。通常の使用頻度のスマホでは約3年程度はもつと考えられます。
但しこれは無機ガラスコーティングの場合のため、他社のコーティングの場合はこの限りではありません。
特許のない他社のコーティングで「無機」を謳っていても実際は有機質の混合がみられるコート剤もありますのでご注意下さい。(メーカー調べ)
④汎用性
フィルムについては機種により一部流用可能なものもありますが、基本的に機種別設計です。
そのため、2年もすると近くの店舗で探しても見つからなくなります。
先日、iPhoneXですら、在庫が近隣店になく当店にお越しになられたお客様がいらっしゃいました。
その点ガラスコーティングは全く機種を選ぶことなく同じように施工が出来ます。新旧機種も問いませんし、平面曲面も問いません。また、コーティング自体に柔軟性があるため、今後増えるであろう画面折り畳みのスマホであっても問題なく施工ができます。
⑤経済性
フィルムについては安いものなら100均からありますが、高いものでは8,000円程度のものまで千差万別です。貼り付けがある程度しやすくまともな品質のものであれば、3,000円〜5,000円程度でしょうか?
それを半年に1度貼り替えたとすると、3年で6枚、合計18,000円〜30,000円かかる事になりますし、毎回気泡やホコリ混入のリスクを背負いながら交換することとなります。
ガラスコーティングは、ガラス面だけなら3,000円、全面コーティングをしても5,000円で3年間持ちます。重ね塗りを行なって強化する事や当店のコート剤の場合は5表面の感触復活剤を使うことも出来ますが、基本的には初期施工の価格のみで3年間使えますので、ガラスコーティングの方がはるかに経済的です。
以上のように、使用していく上でも様々な違いがありますが、前回に重ねてお伝えしたいのがガラスコーティングをしてもフィルムを貼ることが出来るという事です。
一度ガラスコーティングをお試しされて気に入らない場合はフィルムを貼ることができます。
ガラスコーティングの画面強化のメリットを享受しながら、フィルムを使うことが可能です。
フィルム1枚とガラスコーティングの値段に違いはありません。フィルム1枚の寿命の間、一度実際にガラスコーティングをお試しになるのもいいのではないでしょうか?
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